音痴の治し方は?音痴の原因とタイプ別の克服方法を解説!
友人からの誘いなどでカラオケに行く時、
「自分は音痴だから歌うのが恥ずかしい…」
「音痴なことが気になって場が楽しめない…」
なんて感じたことはありませんか?
音痴は治らないと諦めている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
何が音痴の原因かを明らかにして正しい治し方を実践すれば、音痴は克服することができます!
本記事では音痴の原因を3タイプに分けて紹介し、それぞれの治し方を解説していきます。
音痴で悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください!
音痴の原因とは?

音痴とは、歌を歌う際に正しい音の認識や発声ができない・リズムや音程がズレてしまう人のことを指します。
しかし、音痴と一言で言っても人によってその原因は異なり、治し方や克服方法も変わってきます。
正しい治し方をするために、まずは自分がなぜ音痴であるかの原因を突き止めましょう。
音痴の原因①そもそも正しい音程が分からない
音痴の原因の1つ目が、「そもそも歌や音楽の正しい音程が分からない」というケースです。
「感受性音痴」とも呼ばれ、自分が音痴であるということを人から言われて初めて気が付いたという方が該当します。
感受性音痴の方は、音程の違いを聞き分けたり音の高低差を聞き分けることが苦手という方が多いです。
感受性音痴の要因として、幼少期の音楽教育の不足や音楽に触れる機会が少なかったことなどが挙げられます。
音痴の原因②音程が分かっても、狙った音を出せない
音痴の原因の2つ目が、「音程は分かっているのにその音を出せない」というタイプです。
「運動性音痴」とも呼ばれ、音痴の原因として最も多いと言われています。
運動性音痴の方は自分で音痴であると分かっているものの、声を出す際の筋肉の使い方や呼吸法が適切でないことから、意図した音程を出すことができない状態です。
運動性音痴の要因として、遺伝的な要素が大きいとされていますが、幼少期に歌う機会がなかったことなども挙げられます。
音痴の原因③正しくリズムが取れない
音痴の原因の3つ目が、「正しくリズムが取れない」というタイプです。
「リズム音痴」と呼ばれ、音程はあっているにも関わらず曲にテンポを合わせることができないことが特徴です。
リズム音痴の方は正しいタイミングで適切に発声できないだけでなく、リズムに合わせて動くことが苦手であるため、歌だけでなくダンスや楽器の演奏も苦手である場合が多いです。
リズム音痴の要因としては、幼少期にリズム遊びをしたり音楽に触れるといった機会をあまり過ごしてこなかったことが挙げられます。
【正しい音程が分からない方向け】音痴の治し方

では、実際に音痴を克服するにはどういった治し方に取り組んでいけばいいのでしょうか。
以下では、紹介した音痴の原因に対して効果的な治し方やトレーニング方法をそれぞれご紹介していきます。
まずは「正しい音程が分からない」、いわゆる感受性音痴の治し方から見ていきましょう。
まずは音楽をよく聴く
正しい音程が分からないという方におすすめの音痴の治し方はまず、色んなジャンルの音楽を注意深く聴いてみるという方法です。
この時、ただ聞き流すだけでなく、音の高さや音程の変化などに注意を払って聴くことが重要です。
意識して音楽を聴くことで耳が鍛えられ、少しずつ音の違いが分かるようになっていくことで音痴を改善できるでしょう。
カラオケの採点機能を活用する
カラオケには採点機能があり、リズムバーを出して音程を可視化してくれます。
耳で自分の歌った音程が合っているかを判断することが難しいという音痴の方は、このカラオケの採点機能を活用した治し方がおすすめです。
自分の歌ったメロディが正しい音程より高いのか低いのかを知って、少しずつ正しい音程に音を持っていくことで、音痴の克服が期待できます。
この時、機械に正しく認識してもらうためにビブラートやしゃくれといったテクニックはあまり使わず、まっすぐ歌うようにしましょう。
自分の歌声を録音して聴く
感覚性音痴の方には、自分の歌声を録音して聴き返し、客観的に認知するという治し方もおすすめです。
歌いながらだと自分の歌声がズレていることに気付けないけれど、自分以外の人が歌っているときは音のズレが分かるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方はスマートフォンのボイスメモ機能などを活用し、歌えていない部分を改善していくことで少しずつ音痴を克服していきましょう。
【狙った音程が出せない方向け】音痴の治し方

続いては、「狙った音程を出すことができない」という運動性音痴の方に実践してほしい音痴の治し方を解説していきます。
運動性音痴の方は、口や体を動かすこと自体が苦手で音程を狙えていないことが多いため、まずは身体の可動域を広げていくことが重要となります。
実際に歌ったり身体を動かしたりしていくことで、徐々に音痴を克服していきましょう。
腹式呼吸を練習する
運動性音痴の方は、まず呼吸法からアプローチする治し方に取り組みましょう。
腹式呼吸は、胸で呼吸するのではなく腹部をしっかり使って呼吸する方法のことを指します。
腹式呼吸を身に付けると、息を出す量をコントロールできるようになるため、リラックスして安定感のある歌を歌えるようになります。
腹式呼吸をするためには、横隔膜を開いてへその下に鼻から吸った空気を溜め、その後お腹をへこませるように口からゆっくり空気を吐き出すのがポイントです。
まずはこのトレーニングを身体に覚えさせることで、歌っているときにも腹式呼吸ができるようにしていきましょう。
リップロールを練習する
音程がうまく取れない原因のひとつに、口や体の動きが硬く、十分に可動域を使えていないことがあります。
思い通りに音を出すためには、まずは口周りの筋肉をほぐして動かしやすくすることが大切です。
口周りの筋肉をほぐすトレーニングとしておすすめなのが「リップロール」です。
リップロールは、唇を軽く閉じた状態で息を吐き「プルプル」と唇を震わせるもので、口周りの筋肉を効果的に使えるようになります。
継続して練習することで、声帯や呼吸のコントロールがしやすくなり、喉に力を入れずに安定した発声ができるようになるでしょう。
また、口の回りの筋肉を使えるようになることで喉に力をかけずに発声できるようになり、安定した歌声を手に入れることができるでしょう。
キーボードの音に合わせて発声練習する
運動性音痴の治し方として、キーボードを使用したトレーニングも有効です。
実際にキーボードで鳴らした音程に合わせてその音を発声する、というとてもシンプルな方法になっていますが、音痴改善に必要な運動統合中枢を鍛える効果が期待できます。
慣れてきたらスピードを速めていき、狙った音を出せるようになるまでの時間を短くしていきましょう。
ハミングで音程練習をする
ハミングとは、口を閉じて鼻から声を出す発声法のことを指し、「鼻歌」とも呼ばれています。
ハミングの練習を行うことで声帯のコントロールができるようになり、音痴改善が期待できます。
ハミングを行うときには、鼻から息を吸って口を閉じたまま行います。ドレミファソラシドの音階に合わせて行ったり、好きな曲で練習するのもおすすめです。
運動性音痴の方は、ハミングを繰り返し行う治し方で音程を正確に理解し、安定した歌声が出せるようにトレーニングしていきましょう。
【正しいリズムが取れない方向け】音痴の治し方

音程は上手く取れていてアカペラでは歌えるのに、カラオケに行くと上手く歌えないという方は、リズム力を特訓することが重要です。
リズム音痴であるという方は、以下で紹介する治し方を実践してみてください!
メトロノームを活用する
リズム音痴の治し方として最もシンプルなのは、メトロノームを活用する方法です。
まずはゆっくりメトロノームを動かし、リズムの表拍で手拍子をしてみましょう。
この動きに慣れてきたら裏拍で手拍子を行い、少しずつテンポを速くしていきます。
様々なテンポで手拍子する練習を行うことで、幅広いリズム感を養うことが可能となります。
毎日継続して練習することでリズム感が鍛えられるので、リズム音痴を改善していくにはピッタリの練習方法です。
リズムゲームで遊ぶ
最近では、リズムや音楽に合わせて画面をタップするリズムゲームが増えています。
リズム音痴の治し方としてとても優秀でありながらも、ゲームとして楽しむことができます。
リズムゲームの数はたくさんありますが、継続のためには自分が楽しんでできるものを選ぶことが有効です。
難易度が低い状態から挑戦して少しずつ複雑なリズムにチャレンジしていくことで、リズム音痴の改善が期待できます。
音痴を治すにはレッスンを受けるのが効率的!

自力で取り組むことができる音痴の治し方も有効ですが、本当に改善できているのか分からないという方もいらっしゃることでしょう。
練習していても自分一人だと成果を実感しにくく、モチベーションが続かないということもあるでしょう。
そこでボイストレーニング教室のレッスンを受けることで、効率的に音痴を治していくことができます。
プロの目線で音痴の原因を解明してもらうことで、音痴改善に有効なトレーニングを受けることが可能です。
自分がなぜ音痴なのか分からない、歌を歌うこと自体に慣れていないという方でも、それぞれのスキルや悩みに合わせて基礎的な練習から取り組むことができます。
無料体験レッスンを行っているスクールも多いので、より早く音痴を治したいという方は一度ボイストレーニングのレッスンを体験してみてはいかがでしょうか。
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音痴の治し方は?まとめ
音痴と一言で言っても、感受性音痴・運動性音痴・リズム音痴など様々な種類があります。
自身の音痴の原因を知ることで、有効かつ効率的な音痴の治し方・トレーニングを実践することが可能となるでしょう。
本記事で紹介した治し方も有効ですが、今すぐに音痴を治したいという方や自分に合った治し方が分からないという方には、ボイストレーニング教室の受講がおすすめです。
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レッスンはマンツーマンなので、「他の生徒のレベルについていけないのではないかと不安…」「大人数の前で歌うのは苦手…」という方も、安心してレッスンに取り組むことができます。
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