ハモり方のコツは?キレイにハモるための具体的な練習方法を紹介!
大人数でカラオケに行った際、何人かで同じ曲を一緒に歌うこともありますよね。
そんな時、同じ旋律を歌うより、ハモることが出来たらかっこいいのに、と感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、「ちゃんとしたハモリ方が分からない」「不協和音になってしまうかも」といった不安から、自信を持ってハモれないこともあるでしょう。
そこで今回は、ハモリに挑戦したいという方に向けて、ハモリ方のコツや練習方法を解説していきます!
ハモリを習得することで歌がさらに楽しくなるだけでなく、音楽の仕組みを理解することにも繋がりますので、本記事を参考にハモリ方を習得していきましょう。
ハモリの基本知識

「ハモる」とは、1つのメロディーに対して違う音程で調和の取れた音を作っていくことです。
調和の取れた音とは、聴いていて違和感のない音のことで、ハモリの語源であるハーモニーのことを指します。
ちなみに、ハモリと付随して使われることの多い「ユニゾン」は、同じメロディーで同じ音程を歌うことを言います。
日常生活での「ハモる」は複数人がまったく同じ言葉を同時に言った時に使用されるため「ユニゾン」に近い印象を受けますが、まったく違うものなので注意しましょう。
ハモリ方を習得するための練習方法

ハモリの基本を理解したところで、キレイなハモリ方を習得するために実際に練習していきましょう。
ハモリ方自体は非常にシンプルですが、ハモる時に重要となる音程の調整が難しいため、ひたすら音をモノにすることが大切です。
家で歌う場合とカラオケで歌う場合ではおすすめの練習方法が違うため、それぞれ説明していきます。
ハモリ方を習得するための練習方法①家で歌う場合
家でハモリ方の練習をする場合、あまり大きな声は出せないため、軽い練習メニューがおすすめです。
まず、ハモリが入っている楽曲の音源を用意し、ハモリの音を聞きながらマネしていきましょう。
練習の際には、以下のような割合で音源と自分の音量バランスを練習の初めと終わりで変えていくのがおすすめです。
- ・練習の初め 音源:自分の声=7:3にします。
- ・中盤あたり 音源:自分の声=5:5にします。
- ・練習の終わり 音源:自分の声=4:6にします。
音源からの音程を正確に掴みながら歌うことを意識しましょう。
音源を流しながら音程がずれていないかを確認しながら歌いましょう。
音源が聞こえにくい状態でも歌えるかを確認しながら練習しましょう。
ハモリ方を習得するための練習方法②カラオケで歌う場合
最近のカラオケには様々な機能が搭載されたマシンがあり、ハモリの練習に活用できるものも多く存在します。
JOYSOUNDの「ボーカルアシスト機能」には主旋律の歌が入っているため、合わせてハモることが可能です。
一方、DAMのボイストレーニング機能には「ハモリトレーニング」のコースがあり、ハモリのガイドメロを聴きながら練習したり、自分が歌ったハモリパートを採点してもらうことができます。
カラオケに行けばマイクの音量を変えることで自分の声を大きくしたり、キーを変更することもできるため、かなり柔軟かつ効果的なハモり方の練習ができるでしょう。
ハモリ方のコツ3選

練習でハモリを歌うことに慣れてきたら、さらにキレイなハモリの音を目指していきましょう。
以下ではハモリ方のコツを3つご紹介していきますので、ぜひ実践してみてください。
ハモリ方のコツ①メインとハモリの両方の音程を覚える
キレイなハモリ方を身に付けるコツとしてはまず、メインとハモリの両方の音程をしっかり聴いて覚えることが挙げられます。
ハモリはメインがあるからこそ派生される音楽技法ですので、まずはしっかりと音源を聴いて歌全体のメロディーや歌詞を把握し、その後メインの音程と比較しながらハモリの音源を聴きこみましょう。
音源でハモリの音程を確認したり、メインパートとの音程の差をイメージしたりしながら聴きこむと、実際に歌う際にスムーズに声が出せるようになるため、主旋律につられずにハモれるようになります。
元の音源とハモリを同時に聴きたいと思う方には、自分が聴きたい音だけを抽出・分離してくれる音楽アプリ「Moises(モイゼス)」を活用してみるのがおすすめです。
楽器とボーカルの分離はもちろん、リードボーカルとハモリやコーラスを担当するバックボーカルも分けられるため、自分の好きな箇所を好きな時に聴き比べることができます。
ハモリ方のコツ②メインよりも小さく歌う
ハモリはメインパートがあるからこそ成り立つものであるため、メインパートがしっかり聞こえるくらいの音量でハモるのもコツです。
また、キレイなハーモニーを生み出して曲に厚みを持たせること以外に、メインを立てる役割も持っています。
ハモリの音量が大きいと、主旋律が迷子になってしまい、せっかく習得したハモリ方の技術が悪目立ちしてしまいます。
また、ハモる時は音量を調節すると同時に、メインの歌い方に似せると歌に統一感が出るのでおすすめです。
ハモリ方のコツ③所々にハモリを入れる
ハモリで有名な曲でも、全編ずっとハモっているパートがあるわけではありません。
元々ハモリがない曲でハモってみたいと感じている場合は、主にサビや1フレーズにハモリパートを入れて試して歌ってみましょう。
歌っていくうちに聴き心地がよい箇所が見つかるはずなので、自分でパートを増やしてみるのもおすすめです。
挑戦する際に冒頭で説明したハモリ方の仕組みを活用すれば、スムーズにパートを作成できるでしょう。
ハモリ方を習得したいならボイストレーニングがおすすめ!

ご紹介した方法で練習していけばハモリの技術を着実に身に付け、カラオケに行った際に周囲の人をあっと言わせることができるでしょう。
ただし、一人で練習していたら自分のハモリ方が合っているのか分からなくなってしまうという方におすすめしたいのが、ボイストレーニングのレッスンを受講することです!
音楽スクールのシアーミュージックでは、マンツーマンで一人ひとりの悩みに合わせたボイストレーニングのレッスンを実施しています。
基本的な発声方法のトレーニングはもちろん、歌の表現力を鍛えるボーカルレッスンや、カラオケで高得点を取るためのコースも開講しています。
シアーミュージックでは無料体験レッスンも行っていますので、ボイストレーニングに興味のある方は、ぜひ体験レッスンをお試しください!
ハモリ方のコツは?まとめ
今回は、ハモリの基本から実際にハモリ方のコツ・練習方法をご紹介しました。
上手なハモリ方を身に付けるにあたっては特別な歌唱技術が必要ないものの、慣れるまで苦労する可能性があります。
中々正しいハモリ方を習得することができず「プロにしかできないパートなんだ」と諦めてしまう方もいるかもしれませんが、練習を重ねていけば確実に上達していくことが期待できます。
なお、一人だとなかなかハモれない、ハモリ方が分からないという方は、ぜひシアーミュージックのボイストレーニングにお越しください!