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リップロールの効果とは?ボイトレの基礎を学んで歌唱力向上を目指そう | 音楽教室・ボイトレスクールならシアーミュージック

リップロールの効果とは?ボイトレの基礎を学んで歌唱力向上を目指そう

リップロールの効果とは?ボイトレの基礎を学んで歌唱力向上を目指そう

ボイストレーニングや歌う前の準備運動として行われるリップロール。

アーティストのメイキング動画で、リップロールを行ってからライブに挑む姿を見たことがある人もいるのではないでしょうか?

リップロールは、基礎的なボイストレーニングメニューのひとつです。

リップロールの練習をすることで口周りの筋肉や喉がリラックスし、安定した発声を身につけることができます。

今回は、リップロールを習得することで得られる効果や、初心者でも取り組みやすいやり方を説明していきます。

リップロールが歌唱力の向上にどれくらい重要か学んでいきましょう。

ボイトレの基礎であるリップロールとは?

唇の写真

リップロールは、息を吐きながら唇をブルブルと震わせて行う発声方法で、基礎的なボイストレーニングメニューのひとつです。

リップロールがボイトレの基礎と言われるのは、脱力や呼吸のコントロールの能力が向上することで、発声に変化をもたらし、音程の安定化にも繋がるためです。

プロアーティストもボイトレメニューのひとつとして頻繁に行う方法なので、初心者はもちろん、経験者も継続して取り組むことが推奨されています。

リップロールの効果とは?

マイクを調整する女性

リップロールは単なる唇の振動と思われがちですが、先述したように歌唱力の向上にさまざまな効果をもたらします。

以下では、リップロール練習することで得られる5つの効果について説明していきます。

リップロールの効果①正しい音程が取りやすくなる

歌う際に音程が不安定になってしまうのは、声帯がリラックスして振動することができていないからです。

リップロールは発声におけるさまざまなバランスを整えるトレーニングであるため、練習回数を重ねていくことで声帯の開閉がスムーズになり、歌う際に音程をコントロールしやすくなります。

音程をコントロールしやすくなれば、細かな音程の変化にも柔軟に対応できるようになり、さまざまなジャンルの曲を歌いこなせるようになります。

リップロールの効果②声量をコントロールしやすくなる

リップロールを練習すると発声時に適切な息の量が掴めるようになるため、歌う際の呼吸を調節しやすくなります。

歌を歌う際、息に余裕があれば声量をしっかり出すこともできますし、ロングトーンや高音も安定します。

しかし、息が不足していると声がかすれたり途中で苦しくなってしまうため、思うように歌えなくなってしまうことがあるでしょう。

リップロールで適切な呼吸の調節を身につけることで、必要な場面でしっかり声を出し、抑えるべきところは繊細に歌えるようになります。

リップロールの効果③発声時にリラックスできる

リップロールは、唇を震わせることで表情筋や喉周りのマッサージをしてリラックスさせる効果があります。

表情筋をリラックスさせることで、口の動きが滑らかになり、歌う時の発音がはっきりして、感情表現をコントロールしやすくなるでしょう。

歌う前に緊張して全身に力が入っている時などは、特にリップロールで力を抜くことが効果的です。

リップロールの効果④喉に負担をかけず歌えるようになる

口周りや喉に力が入っていると、安定した発声がしにくくなるため、高音などの技術の向上にも支障をきたします。

リップロールは唇を振動させて行うことで自然と口周りの力が抜け、喉の筋肉もリラックスした状態になり、喉に負担をかけない歌い方が掴めるようになります

喉の負担を減らすことで、高音や長いフレーズも無理なく発声できるようになり、安定した歌唱力につながります。

リップロールの効果⑤地声と裏声を切り換えやすくなる

高音域を裏声で歌う際に、喉に力が入ると声がかすれてしまい、きれいに出せなくなることがあります。

リップロールを行うことで、喉に余計な力を入れずに発声できるようになるため、地声と裏声を切り換える時に必要な息のコントロール力が身につきます。

これにより、声の裏返りやかすれを防いで、滑らかに地声と裏声を切り換えられるようになるのです。

リップロールを練習する際は、地声と裏声を交互に切り替える発声を意識して取り入れてみましょう。

リップロールのやり方

アヒル口の女性

リップロールは感覚的に行うこともできますが、安定したやり方でないと無意識のうちに喉に余計な力が入ってしまっていたり、適切な呼吸量を掴めていなかったりする場合があります。

そこで、以下では順序に沿って精度の高い効果的なリップロールのやり方を説明していきます。

リップロールのやり方①唇を軽く閉じる

リップロールをはじめるにはまず、 唇を軽く閉じましょう。

このとき唇に力が入りすぎていると、安定して息を吐いたり唇を震わせたりすることができないため、余計な力を抜くように意識しましょう。

また、上半身をリラックスさせることで、肩周りの力が抜け、表情筋や喉の緊張がほぐれた状態を確保できます。

リップロールのやり方②アヒル口を作る

唇を軽く閉じてリラックスした状態を作れたら、次に唇を震わせる際の口の形を作っていきます。

唇を少しすぼめ、アヒル口を作ってみましょう。

アヒル口は意識しすぎると逆に唇に力が入ってしまうので、唇に力が入らない程度に無理せず形を作ります。

実際にリップロールを行う際の口の形をイメージしてみると自然とアヒル口のようになっているはずなので、あくまで「スムーズに行うための準備」として、軽く意識する程度に留めましょう。

リップロールのやり方③息を吐いて唇を振動させる

最後に、リラックスした状態を保ちながら息を吐いて唇を振動させてみましょう。

この時に、腹式呼吸と連動してリップロールを行えると呼吸の調節がしやすくなります。

喉に力が入った状態で息を吐くと、呼吸が苦しくなったり、唇に余計な力が入って振動させづらくなったりするため、腹式呼吸で息の量を一定に保ちましょう。

唇の先を震わせるよう意識すると、アヒル口の形を保ったまま長く安定してリップロールができるようになります。

唇の振動をある程度維持できるようになったら、低い音から高い音へと音程をつけてリップロールを行ってみましょう。

これをマスターすれば、難しい音程の変化や声質のコントロールに対応できるようになり、幅広いジャンルの楽曲にも積極的に取り組めるようになります。

リップロールが上手くできないときの原因は?

クエスチョンマークと女性

順序立ててリップロールを行っても、すぐに唇の振動が途切れてしまったり、リップロールからの発声が上手くいかなかったりなどで、効果をあまり感じられない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

リップロールが上手くできない時は以下の3つが主な原因として考えられます。

  • ・体に余計な力が入っている
  • ・息の量が多すぎる、または少なすぎる
  • ・唇が乾燥している

リップロールがうまくいかない際は、まずこの3つに当てはまっていないか確認し、対策していきましょう。

リップロールが上手くできない原因①体に余計な力が入っている

リップロールが上手くいかない原因は、体に余計な力が入っていることにあるかもしれません。

特に上半身は歌う際に多くの筋肉が使われるため、上半身をリラックスさせられると、肩から喉へ、喉から唇(口周り)へと緊張がほぐれていきます。

緊張がほぐれると表情筋の余計な力が緩むため、リップロールがしやすくなります

また、肩や首に余計な力が入っていると体の全箇所を柔軟に動かせられなくなってしまうので、リップロールはもちろん、発声も上手くできなくなってしまいます。

どうしてもリラックスできない方は、手を挙げて伸びをし、首を回してみましょう。

喉や口周りの筋肉がほぐれるので、リップロールがしやすくなるはずです。

リップロールが上手くできない原因②息の量が多すぎる・少なすぎる

リップロールをする際には、呼吸量を調節して息を適切な量に保つことが大切です。

息の量が多すぎると、途中で息が続かなくなり苦しくなってしまったり、発声時に声がかすれてしまったりするため、長続きしない原因になります。

一方で息の量が少なすぎると、必要な息が吐き出されないため唇を上手く震わせられず、リップロール自体ができない可能性があります。

リップロールを行う際の息の量は多すぎず少なすぎず、適切な量にコントロールできるように意識しましょう。

リップロールが上手くできない原因③唇が乾燥している

唇が乾燥していると、唇同士の摩擦が増えてしまうことから安定して振動させられない原因につながります。

唇が乾燥している場合は、リップクリームを塗ったり水を飲んだりして唇を湿らせましょう。

リップクリームや水が用意できない場合は、唾液で唇の内側を軽く湿らせるだけでもリップロールがしやすくなります。

歌を上達させるなら「ボイトレ」で安定したリップロールを習得!

ピアノの鍵盤

リップロールは発声の安定に役立つ基本トレーニングとして、多くのボイストレーニングで取り入れられています。

歌が上手くなりたいなら、リップロールをはじめとした基礎の習得がとても重要です。

逆に、安定したやり方でリップロールができていないと、かえって喉に負担をかけてしまう可能性があります。

自己流で続けた結果、「上手くできているか分からない」「思うように歌唱力が伸びない」と感じている方は、やり方を見直すことが必要かもしれません。

ボイトレでは、プロの指導を通じて自分に合った基礎練習ができたり、自分では気づきにくい歌い方のクセや弱点を改善できるため、効率的にスキルを伸ばすことができます。

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リップロールの効果とは?まとめ

今回は、リップロールを行うことの効果とやり方、上手くできない時の原因を説明しました。

リップロールを上手く活用するためには、リラックスした状態で息の量をコントロールし、安定した状態で唇を震わせる感覚を掴むことが重要です。

今回の記事で紹介したコツや練習法を日々のルーティンに取り入れて、歌唱力アップの土台を整えていきましょう!

もし一人ではリップロールの感覚がつかみにくかったり、より効果的にステップアップしたいと感じたら、ボイストレーニングを受けてみるのもおすすめです。

プロのサポートを受けながら安定したリップロールを習得し、自信を持って歌える声を育んでいきましょう!

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