【男性向け】高音の出し方のコツとは？高音を出すトレーニング法を紹介！

近年、ハイトーンボーカルの男性アーティストの楽曲が流行していることもあり、カラオケで高音を歌いこなせるようになりたいと思っている男性も多いのではないでしょうか？

しかし、「実際に歌ってみたら想像以上にキーが高くて歌いこなせなかった」と悔しい思いをした方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は、ハイトーンの楽曲を歌えるようになりたいと考えている男性に向けて、高音の出し方のコツやトレーニング方法をご紹介していきます！

高音の出し方をマスターして、カラオケで人気の楽曲も上手く歌いこなしていきましょう。

男性が高音を出すのが苦手な原因とは？

そもそも、男性で高音を出すことに苦手意識を持っているという方にはいくつかの原因が考えられます。

まずは高音が出ない・出にくい原因を知り、効率的にトレーニングを行っていきましょう。

身体に力が入っている

男女問わず高音を出そうと必死になると陥りがちなのは、思わず身体に力が入ってしまう事です。

身体に力が入ってしまうと喉が閉まってしまうため、音がこもってしまったり、声が裏返ってしまう事につながります。

また、十分に息を吸うのを忘れてしまうことで、高音だけでなく歌うこと自体に悪影響が生じてしまいます。

カラオケなどで歌う際にも、まずは身体の力を抜いてリラックスした状態で歌唱するようにしましょう。

プルチェストの状態になっている

プルチェストとは、地声を張り上げて高音を出す発声のことを言います。

男性の場合は特に、裏声を使わずに地声で高音を出せるのがかっこいいと思う方が多いかもしれません。

しかし、プルチェストの状態で発声しようとしても出せる高音には限界があり、自分の地声のキーに合わない音域を出そうとしても音が安定しません。

カラオケで歌うときにも、自身が誤った方法で高音を出してしまっていないか、声の出し方を見直してみましょう。

自分のキーを把握できていない

男性には「変声期（＝声変わり）」があるため、キーが変化したことで高音への苦手意識が強くなったという方もいます。

声帯の変化は自分でコントロールできるものではありませんので、キレイな高音の出し方を身に付けるためには、まず自分の正確なキーを把握することが必要です。

自身のキーが把握できていないという方は、低音から少しずつ高音を出していくことで地声で出すことができるキーを把握し、裏声に切り替えるポイントや各音域での自分の声の質を確認しておきましょう。

男性の高音はどれぐらい？高音の出し方の仕組みとは

男性の高音とは実際にどのぐらいのキーのことを指すのでしょうか。

以下では男性の高音のキーについて、また高音の出し方の仕組みについてを解説していきますので、高音についての理解を深めて正しいトレーニングにつなげていきましょう。

一般的な男性のキーはどれぐらい？

一般的な男性の地声の音域目安は「D3からA4」裏声の最高音は「D5」と言われています。

このアルファベットは、ドレミを英語で表したものです。ドレミファソラシド=CDEFGABCとなります。

数字は高さを表していて、「C4」がピアノでいういわゆる「真ん中のド」となります。

キーについての知識がない方はピンとこないかもしれませんが、最近ではカラオケの採点機能やスマホのアプリなどで調べることもできますので、一度自分のキーを調べてみることで理解を深めていきましょう。

「地声」と「裏声」の違いとは？

高音を出す際には、地声で出す方法と裏声で出す方法、両方が混ざったミックスボイスで出す方法があります。

地声とは持って生まれたそのままの声のことで、無理をしなくても出せる声を指します。

一方、裏声は地声と異なり、声帯を緩やかに振動させて柔らかく高音を出す方法のことです。

ミックスボイスは地声と裏声を混ぜ合わせたような発声方法で、無理なく力強い高音を出す発声法のことを指します。

歌うときには、この切り替えをスムーズに行うことで安定した高音の出し方を身に付けることができます。

高音を出す仕組みと男女の声帯の違い

声の高さは声帯の振動の速さで決まっており、高音を出す場合には声帯が前後に伸びて薄くなる仕組みとなっています。

男性の声帯は一般的に女性の声帯よりも長く、厚いです。

そのため、女性は男性よりも声帯が小さいため振動する速度が速くなりやすく、これが女性の方が高音を出しやすいことの理由となっています。

男性が高音の出し方を身に付ける際には、男女の声帯の違いや動きを理解した上で、地声をしっかりと鍛えながら裏声やミックスボイスを使い分けることが重要となるでしょう。

男性向け 高音の出し方を習得するトレーニング方法

続いて、実際に高音の出し方を習得したいという男性におすすめのトレーニング方法をご紹介していきます。

カラオケで歌を歌う前や日常生活の隙間時間に取り入れることで、身体に慣れさせていきましょう。

地声から少しずつ音階を上げていく

まずは突然無理やり高音を出すのではなく、少しずつ音階を上げて発声を行い、高音の出し方を身に付けていきましょう。

このトレーニング方法は、今の自分のキーを知るためにも有効です。

歌いたいけれど高音がまだ出ないという楽曲を、カラオケなどで低めのキーに下げて歌う練習から行うのがおすすめです。

低めのキーでスムーズに歌えるようになってきたら、1つずつキーを上げて歌っていき、苦しくなったところでまだキーを下げて歌う、を繰り返して行うことで、出なかった高音部分の出し方を身に付けることができます。

リップロールの練習

リップロールは、唇を閉じて息を吐き「プルプルプル」と唇をふるわせる発声トレーニングのことです。

リップロールを行うと、高音の出し方を身に付けるために必要な筋肉を鍛えることができます。

また、リップロールは唇や喉に力が入っていると止まってしまうため、無駄な力を抜いて発生する練習にもなります。

最初は慣れないかもしれませんが、コツコツ練習していくことで長くできるようになるでしょう。

スケール練習

高音の出し方のトレーニング方法としては、スケール練習もおすすめです。
スケール練習とは、ピアノなどの音階に合わせて発生するトレーニング方法です。

「ドレミファソラシド」などのシンプルな音階を繰り返し発生していき、自分が出しやすい音域から高音まで音域を広げていきます。

最初は無理のない範囲で発声していき、しっかりと音が出るようになったらそのまま徐々に音域を広げていくのが良いでしょう。

スケール練習を行うことで声帯や筋肉が柔軟になるため、低音から高音への切り替えがスムーズにできるようになります。

アーティキュレーション練習

アーティキュレーション練習とは、以下のような練習方法です。

• ・母音のみで発声・歌唱する
• ・歌詞の子音部分をしっかり発音する

滑舌や表情筋、舌筋を鍛えることにもつながるため、高音の出し方を身に付けるのにぴったりのトレーニング方法となります。

母音である「a」「i」「u」「e」「o」のみで発声・歌唱すると、響きをつなげることができ、自然に喉を開いて高音の出し方を覚えることができます。

一方、子音部分を発音するトレーニングでは、言葉をはっきりと開かせるため、「k」「s」「t」などの発音や「破裂音(p,b)」の強化が可能です。

アーティキュレーション練習は、他のトレーニング方法より少し実践的な方法ですので、高音に磨きをかけたいという方は挑戦してみましょう。

ボイストレーニングで正しい高音の出し方を身に付けよう

高音の出し方を身に付けたい際には、発声について理解し、コツコツとトレーニングを行っていくことが重要となります。

自身でトレーニングを行っていくのももちろん有効ですが、音楽スクールのボイストレーニングを取り入れるのもおすすめです。

プロのレッスンを受けることで、それぞれの悩みに合ったアドバイスやトレーニングを受けることができ、効率的に高音を出すことができます。

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【男性向け】高音の出し方のコツとは？まとめ

本記事では、カラオケなどで高音の曲を上手く歌いたいといった男性に向けて、高音が出ない原因や、高音の出し方のコツを解説しました。

男性が歌う時に高音が出ない原因としては、身体に力が入っている・プルチェストの状態になっている・自分のキーを把握できていないといったことが挙げられます。

高音に苦手意識があるという男性は、今回紹介した内容などからご自身の原因を知り、正しい歌い方を身に付けることが必要となります。

また、高音の出し方を身に付けるには、日々コツコツとトレーニングに取り組むことも重要ですので、この記事で紹介した練習方法を実践してみましょう。

自分1人でだとついついトレーニングに身が入らない方や、練習してもなかなか高音が出ないと悩んでいる方は、シアーミュージックのボイストレーニングにお申し込みください♪

「ボイトレって気になるけどどんなことをするんだろう？」「プロを目指してないけど大丈夫？」という方でももちろん大歓迎です！お気軽にあなたの歌のお悩みをお聞かせください。